ホトトギス・杜鵑草(1) Toad lily

細かい紫色の斑点模様のある独特の花をつけます。

ホトトギスの仲間(属)は、世界で約20種ほど知られています。
ホトトギス・杜鵑草 その大半が日本の関東地方以西の太平洋側を中心にして分布し、その野原や渓谷の岩場等に自生しています。
花が上向きに咲くタイプと釣鐘状に咲くタイプがあります。
日本産のものは山野草として鉢植えにされ、タイワンホトトギスやその交配種は庭に植えて楽しめます。
細かい紫色の斑点模様のある独特の花をつけます。
和名はこの斑点ほ野鳥のホトトギスの胸の羽の班に似ていることが、名前の由来です。
漢字で「杜鵑草」と書きます。「時鳥草・郭公」と書かれることもあります。
花は垂れ下がった茎の頂と葉のわきに上向きにつきます。
花は内面に多数の紫色の班があり、下部に黄色班があります。
外花被片は基部がふくれて距になります。雄しべ6本、雌しべは花柱が3裂して雄しべにかぶさっています。
山地に生える多年草ですが、最近はその美しさから庭にも植えられて園芸植物の感があります。
ホトトギスも山を歩いていて見つけたものと、花屋さんで売っているものでは、色柄が違っているようです。

ホトトギス・杜鵑草 【基本データ】
科属:ユリ科ホトトギス属
園芸分類:多年草(耐寒性)山野草
品種名:ホトトギス
学名:Tricyrtis hirta
漢字表記:杜鵑草
花期:8~10月
花色:白、紫、黄色
花の大きさ:3~4cm
生育地:山地の湿った場所
草丈:20~100cm
別名:油点草(ユテンソウ) 
原産地:日本、東南アジア 
分布:北海道西南部・関東地方以西~九州
葉のつき方:互生
耐寒性:強い
利用法:花壇、鉢植え、切り花 
花言葉:秘めた思い、永遠にあなたのもの
誕生花:9月11日、12日、16日、10月9日、18日、11月29日
撮影:2021.10.05 都立水元公園
撮影:2011.09.19 都立水元公園、都立向島百花園

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