原種系統のバラ

原種、野生種ともいい、野生のバラをいいます。その地域の環境にあった形態と性質をもっています。

ロサ・ルゴサ/ハマナス 「ジャパニーズ・ローズ」と呼ばれ、日本にも自生するアジアの代表的野生バラ。
北海道の道花ともなっている原種バラです。ほとんどが浜辺に自生しているせいか、漢字表記は「浜茄子・ハマナス」。
現在では浜に自生する野生のものは少なくなり、園芸用に品種改良されたものが育てられています。
花径6~8cmの濃いピンク色の比較的大きな花弁の一重咲きの花を5~6月に咲かせ、原種バラには珍しく返り咲きの性質があるので、7~8月にも咲きます。

原種系統(Species/Sp ハイブリッド・スピーシーズ)

バラの原種は北半球の温帯地域に広く自生し、その数は150~200種といわれています。このような野生種を一般にバラの「原種(Species)」と呼んでいます。
原種、野生種ともいい、野生のバラをいいます。その地域の環境にあった形態と性質をもっています。
原種バラのほとんどはシュラブ樹形かつるばらで、春にのみ開花する「一季咲き」がほとんどになります。
一重咲きの品種が多く、園芸種にはないシンプルな美しさがあります。
原種ばらが自然交雑されて誕生した品種もあり、これらは原種系交雑種としていくつかの系統があります。
日本では「ハマナス(ハマナシ)」に代表される「ハイブリッド・ルゴサ」などが原種系交雑種として有名です。
これら原種のバラ(スピーシーズ=Species)を交配することで、原種のバラは、現在のバラの園芸品種の親となったバラといえます。


モッコウバラ

【基本データ】
科属:バラ科バラ属
園芸分類:耐寒性落葉低木
品種系統名:原種系
学名:Rosa
略号:Sp
花期:5月~6月
樹高:10~200cm
花色:白、赤、ピンク、複色、
花の大きさ:花径3~8cm
用途:庭木、鉢植え
原産地:北半球
花言葉:-
誕生花:-


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ノイバラ
花期:5~6月・一季咲き
ノイバラ
モッコウバラ
花期:5~6月・一季咲き
モッコウバラ
ハマナス
花期:5~6月・一季咲き
ロサ・ルゴサ/ハマナス
飾り罫

原 種 系

原 種 系

オールド・ローズ