雑木林に春の訪れを告げる木。まだ冬枯れの風景の中で、枝から垂れ下がる淡黄色の花はよく目立ちます。林縁や道端に生え、湿り気があり日陰気味の場所に多く生育するきぶし科の落葉低木。ふつうは雌雄異株。
花期は3~4月。新葉に先立ち淡い黄色い釣鐘形の小さな花が沢山、枝からぶら下がったように咲き、藤のように花が垂れ下がっているので、木藤(キフジ)とも呼ばれます。
花後には緑色の果実が房状に実り、7~10月に黄褐色に熟します。果実に含まれるタンニンが有機染料の黒色の原料である付子の代わりになる木で「きぶし」と命名された。
科属:キブシ科キブシ属
学名:Stachyurus praecox
漢字表記:木伏・木五倍子
花期:3月下旬~4月上旬
和名:キブシ
別名:キフジ
園芸分類:落葉低木
花色:淡黄色
樹高:3~4m
原産地:日本
分布:北海道~九州
花言葉:出会い
誕生花:4月6日
撮影地:都立向島百花園
撮影日:2013.03.26
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