シオン・紫苑 Tatarian aster

交配種で、青紫やピンク、藤色などの園芸種がつくられています。

シオン・紫苑 宿根アスターの仲間で、性質は強健ですが、野生のものは数が減少しており環境省レッドデータでは絶滅危惧Ⅱ類(VU)に属しています。
栽培の歴史は古く、今昔物語にも「思い草」の名で登場、「源氏物語」や「枕草子」などにも登場します。
元々は根を薬用としました、平安時代には鑑賞用として植えられるようになりました。
根および根茎に去痰作用、利尿作用があり、生薬名も植物名と同じく紫苑(しおん)で、杏蘇散(きょうそさん)などの漢方方剤に使われます。
直立して高さが2mくらいになり、秋風が吹き始める頃から淡い紫色の一重の花が次々と咲き出します。また、その花の色から紫苑という色名の語源となっています。
花は、夏から秋にかけて茎の先端部が数枚に分かれ、散房状に淡紫色で直径25~35mmくらいの頭状花(とうじょうか)を多数つけます。
都立神代植物公園、川口市立グリーンセンターで観られます。

【基本データ】 シオン・紫苑
科属:キク科シオン属
園芸分類:多年草
品種名:シオン
学名:Aster tataricus
漢字表記:紫苑
花色:淡紫色
花期:9~10月
花色:淡紫色 
草姿:立性
草丈:150~200cm
耐寒性:強い
原産地:日本、朝鮮半島、中国、シベリア
別名:オニノシコグサ、ジュウゴヤソウ(十五夜草) 
利用法:花壇、鉢植え、切り花 
花言葉:君を忘れず、ご機嫌よう、追憶
誕生花:9月9日、9月28日、10月3日、10月16日
撮影:2013.09.22 川口市立グリーンセンター
撮影:2009.10.11 都立神代植物園

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