クマガイソウ・熊谷草 Japanese lady's-slipper

花弁は細い楕円形で緑色を帯び、唇弁は大きく膨らんだ袋状で、白く、紫褐色の模様があります。

日本各地の低山の森林内、特に竹林、杉林などに多く生える多年草。
クマガイソウ・熊谷草
大きな集団を作る。日本の特産種。日本の野生ランとしては最大の大きさです。
絶滅危惧II類(環境省レッドリスト)になっています。
草丈は40cmくらいまで、葉は対生するように二枚つき、それぞれ扇型の特徴的な形をしている。
花はその間からのびた茎の先につき、横を向く。
花弁は細い楕円形で緑色を帯び、唇弁は大きく膨らんだ袋状で、白く、紫褐色の模様がある。
唇弁の口は左右から膨らんで狭まっている。
名前の由来は、源平合戦の武将、熊谷直実が背負っていた母衣(ホロ・矢除けの布製の袋)に似ていることから呼ばれています。
筑波実験植物園では、4月25日にまだ数株しか開花していませんでしたが、4月28日にほぼ満開になりました。
かなり天候、気温に左右されて開花しますので、観察したい方は問い合わせしてから行くようにしてください。

【基本データ】 クマガイソウ・熊谷草
科属:ラン科アツモリソウ属
園芸分類:多年草(耐寒性)山野草
品種名:クマガイソウ
学名:Cypripedium japonicum
英名:Japanese lady's-slipper
漢字表記:熊谷草
花期:4~5月
花色:白~ピンク色
花の大きさ:3~4cm
別名:ホロカケソウ(母衣掛け草)
草丈:30~40cm
原産地:日本
分布:北海道南部から九州
耐寒性:強い
花言葉:みかけだおし
誕生花:4月13日
撮影地:筑波実験植物園
撮影日:2012/04/29
写真をクリックしてください拡大表示されます。
Click the thumbnails to see a larger image.

クマガイソウ・熊谷草
クマガイソウ・熊谷草 クマガイソウ・熊谷草 クマガイソウ・熊谷草 クマガイソウ・熊谷草 クマガイソウ・熊谷草 クマガイソウ・熊谷草

飾り罫