ツクシ・土筆  Field horsetail

春に土手や、あぜ道などの日当たりの良い草原に生えてくるツクシ。

春に土手や、あぜ道などの日当たりの良い草原に生えてくるツクシ。
「ツクシだれの子 スギナの子」と童謡で歌われているほどポピュラーな植物ですが、花の本にはまず掲載されていません。
なぜならツクシは花ではないからです。ツクシはシダ類トクサ科の「スギナ」の胞子茎です。
ツクシ(土筆)と呼ばれる胞子茎(または胞子穂、胞子体)を出し、胞子を放出する。
薄茶色で、「袴(はかま)」と呼ばれる茶色で輪状の葉が茎を取り巻いている。丈は10~15cm程度。
夏には、ツクシとは全く外見の異なる栄養茎を伸ばす。
地下茎を伸ばして繁茂する。栄養茎は茎と葉からなり、光合成を行う。
鮮やかな緑色で丈は10~40cm程度。主軸の節ごとに関節のある緑色の棒状の葉を輪生させる。
上の節ほどその葉が短いのが、全体を見るとスギの樹形に似て見える。
「土筆(つくし)」は春の山菜として親しまれている。袴を取って茹でて灰汁を抜き、だしで軟らかく煮たり、佃煮にしたりして食用とする。

【基本データ】 ツクシ・土筆
科属:トクサ科トクサ属
学名:Equisetum arvense
英名: Field horsetail
漢字表記:土筆、杉菜
ツクシの時期:2~4月
園芸分類:多年草 シダ植物 
原産地:北半球の温帯
草丈:10~15cm 
花色:花ではありません 
漢字表記:土筆 
花言葉:向上心、驚き
誕生花:3月6日 
撮影:2012.04.02 葛飾区
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