キケマン・黄華鬘 Fernleaf Corydalis

和名は黄色の花が咲くケマンソウという意味で、傷つけるといやな臭いがします。

キケマン・黄華鬘 キケマン(黄華鬘、学名:Corydalis heterocarpa var. japonica)はキケマン属の越年草。
ケマン(華鬘)は仏像や堂塔のいただきにつける花飾り。もとインドの風俗で、糸で多くの花をつづって首や身体の飾りとしたのにはじまり、仏前を荘厳するのに用いるようになりました。
ケマンの由来は仏像や堂塔のいただきにつける花飾りで、仏前を飾る「ケマン」に似ているから。
和名は黄色の花が咲くケマンソウという意味で、傷つけるといやな臭いがします。
太く赤みを帯びた茎は根もとから枝分かれし、柔らかく、葉は白緑色の大きな羽状複葉です。
高さは60cm程度。茎の上部の葉脇から総状花序を出し、長さ約2cmの黄花を付けます。
近縁種の赤紫色の花をムラサキケマンが半日陰に生育するのに対してキケマンは日当たりのよい場所に生育します。
4月、三浦半島の荒崎海岸を訪ねると、ヤブツバキの林床に広がるキケマンの群落が見られます。


【基本データ】 キケマン・黄華鬘
科属:ケシ科キケマン属
学名:Corydalis heterocarpa var. japonica
英名:Fernleaf Corydalis
漢字表記:黄華鬘
花期:3~6月
園芸分類:越年草 
草丈:40~100cm 
花色:黄色 
原産地:日本
花言葉:祈りある生活 
誕生花:――
撮影:2010.03.27 都立水元公園木陰の野草園 
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キケマン・黄華鬘 キケマン・黄華鬘 キケマン・黄華鬘 飾り罫