ケマンソウ・タイツリソウ(1)  Bleeding Heart Locket Flower

花茎はアーチ状に湾曲しています。花茎一本に花が最大で15輪ほど釣り下がって咲きます。

草丈は30~60cm程になり、葉が緑白色を帯びています。
ケマンソウ・タイツリソウ 2回3出羽状複葉で小葉は細列しています。花期は4~6月です。
花の先端の白いところに雌蕊と雄蕊が隠れていて、昆虫が、この白いところにぶら下がると開いて花粉を付けるというシステムになっています。
斜めに伸びた総状花序にコマクサに似たハート型の花を付けます。
花茎はアーチ状に湾曲します。
並んで垂れ下がった花姿が仏殿の欄間(らんま)の装飾の華鬘(けまん)に似ていることから、この名があります。
花茎一本に花が最大で15輪ほど釣り下がって咲き、あたかも鯛が釣竿にぶら下がっているように見えるため、「タイツリソウ」の名がつきました。
花色は桃色のほかに白があります。別名タイツリソウともいいます。
花びらは4枚で内側2枚、外側2枚である。外側の花びらの下部は袋状、先端は細くなり外側に反り、内側の花びらは白色で雄蕊と雌蕊を包み外側の花びらから出ています。
9月ごろに地上部が枯れて休眠に入る。株分けで増やすことが出来ます。
全草に毒性があります、特に根茎と葉にビククリン、プロトビンなどを含む。誤食した場合、嘔吐・下痢・呼吸不全・心臓麻痺などを引き起こします。


【基本データ】
ケマンソウ・タイツリソウ 科属:ケシ科コマクサ属 
園芸分類:多年草 
学名:Dicentra spectabilis 
英名:Breeding Heart 
花期:4~6月
別名:タイツリソウ(鯛釣草)、フジボタン 
花色:ピンク、白色 
草姿:立性 
草丈:30~60cm
原産地:中国、朝鮮半島 
花言葉:あなたに従います、優越感
誕生花:3月26日、4月28日
撮影:2017.04.24 上野・東照宮ぼたん苑
撮影:2013.04.13 都立向島百花園


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