ナス科(Solanaceae)は、双子葉植物綱キク亜綱ナス目の科のひとつ。熱帯から温帯にかけて、世界では約90属2500種ほどがあります。その多くはナス属に分類されます。日本には6属14種類が自生しています。
ナスやトマト、ジャガイモなどが属するナス属、トウガラシやピーマンなどが属するトウガラシ属、タバコなどが属するタバコ属、チョウセンアサガオなどが属するチョウセンアサガオ属、ホオズキなどが属するホオズキ属、ペチュニアなどが属するペチュニア属などが知られています。
多くは一年草もしくは多年草、低木の木本があります。葉は互生し単葉だが、まれに複葉のものもあります。
花は両性花で放射相称で、花冠が5裂するのが特徴。ピーマンやトマトを輪切りにすると、5つに分かれているのが確認できる。アルカロイドを含み薬用になるものもあれば、有毒なものもあります。
界 : 植物界 Plantae
門 : 被子植物門 Magnoliophyta
綱 : 双子葉植物綱 Magnoliopsida
目 : ナス目 Solanales
科 : ナス科 Solanaceae
植物分類体系は牧野富太郎博士の植物図鑑をはじめ、市販の植物図鑑等(2013年出版)で今でもよく使われていますが、植物の分類体系にゲノム解析による分類の研究が盛んとなり、APG植物分類体系が将来の標準になるようです。
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